新改とともに、四国に2つしかないスイッチバック駅の坪尻。列車以外には徒歩で来るしかない駅である。
池田発多度津行、坪尻着13:54。この列車で下車。
写真は多度津方向。トンネルのあるのが本線。
多度津行がホームにいる間に、本線を阿波池田行が通過していった。
駅舎。屋根に苔が生えている。駅舎は昭和25年築だそうな。
改札口から。木製ベンチが両側にある。
「おつかれさまでした」 はい。疲れました。台風のせいで。
風合いからして、これは近年つけられたもののようだ。
なにしろ今となっては超人気駅で、夏のシーズンなぞ、十数名以上もお泊りになったりすることもあるそうな。
正面。駅前広場は結構広いが、「マムシ注意」の看板がある。
土讃線の坪尻駅あたりは鮎苦谷川(
あいくるしだにがわ)に沿っている。
川沿いなのだから谷なわけで、駅からは東西どちらに向かおうと登り坂である。写真後方に木屋床(こやとこ)という集落に向かう道がある。道といっても登山道のような道であるが。木屋床集落までは地図でみれば直線距離で1kmもないようだが、なにしろうねうねと坂道を行くわけで30分くらいかかるらしい。
駅名看板。だいぶ痛んでいて、文字のパーツが欠けている。
ベンチの向こう側、木製の箱、というか本箱というか、その上にスタンプがある。本箱には漫画本が。「鉄子の旅」。
さて、そのスタンプ。謎の経歴を持つ、日本一有名なスタンプ。(またいい加減なことを w)
このスタンプは2010年の1月の終わりから2月の半ばくらいの間に、何者かに持ち去られ行方不明になっていたのだが、4月22日に、青森県津軽線の無人駅中沢駅でJR職員によって発見されたのである。スタンプはその後、坪尻駅に戻され、往復3000キロの旅をしたスタンプということになったのである。そしてそのスタンプは今も写真のように健在であった。
トイレである。これで泊まりも安心。戸をあけると、通路が素通しで、駅舎の反対側に出られる。写真はホーム側から。
スイッチバック 線路。手前右側、ホームへ。奥左、スイッチバック引込み線。
阿波池田方向。
上の写真は左写真の踏み切りのあたりで撮っている。ちょうど14:53の池田行が引込み線に入っている。
次回は踏み切りの向こう側。坪尻 その2へ続く。