坪尻、その2.
駅南側の踏み切り。
踏み切り上から駅を見る。
踏み切りの先に、かつて雑貨店だったという廃屋がある。この登山道のような道を廃屋前を通過して道なりに行けば、国道のバス停に至る。
手前にバイクが転がっている。ホンダ TLM。1985年ころから発売された2サイクル トライアル車。これならこの山道も国道まで走れたであろう。ちなみに私は4サイクルのTLRを持っている。(だからどうした)
この雑貨店がいつまであったのかはしらないが、TLMがこの家のものだったのなら少なくとも1985年ころまでは居住されていたわけだ。
この廃屋あたりでは川音がかなりすごい。すこしうろうろして木々の間から川が見えるとこを見つけた。この写真ではわかりにくいかもしれないが、滝である。この滝のすぐそばにこの家はあったのだ。よく暮らせたと思うが、慣れということか。
落下している滝を撮りたかったが、あちこち探してみたが見える場所は無かった。どうも谷を下っていかないと見えないようで、断念。
スイッチバック引込み線から駅方向を見るが、駅はカーブの先で見えない。
線路脇を歩いてきたが、写真の右は谷になっていて川である。
左が本線。
引込み線終端。本線はトンネルである。坪尻も秘境駅によくある両側をトンネルに挟まれた駅なのであった。
当然だが、こちら側では引込み線のほうが本線より高くなっている。
このあと私は16:51の大歩危行に乗り一旦阿波池田に戻り、その後、岡山へ向かった。なぜならば16:51以外には上り下りあわせても18:35までこの駅に停車する列車がないからだった。
ところで、駅には先客なのか住人なのか、さだかでないが、下の写真の方がいらっしゃった。
こちらを睨んでいるようにも見える。w
川からここまでやってきたのであろうか。
すまぬ、邪魔者は去りますよ。
さて、このあと、池田から岡山まではすんなり行けたのだが、そこから先が滅茶苦茶であった。台風のせいである。考えてみれば、台風の進行方向をあとから追いかけている形になってしまったわけで、この日は京都まで行くつもりだったのが、電車は西明石でストップしてしまった。時刻はすでに0時をまわっていた。西明石では、乗客はJRが手配したタクシーに目的方向ごと、相乗りで向かうことになった。私は面倒なので西明石駅に泊まってしまった。駅で寝ていいか?と駅員に尋ねると、「どうぞ、どうぞ」という感じで了解された。(爆)
夏の旅、終わり。次回から飯田線。