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五日目 その2 那良口-吉尾-海路-瀬戸石
五日目のつづきです。


naraguti2.JPG
那良口駅です。駅前通り(w)。この駅には30分ほどしか滞在できませんでしたが、
その間、ここを通った車は1台だけで、それもこの駅の写真を撮りに来たいうお姉さん。エンジンも止めず写真数枚撮って、速攻で走り去りました。なんなんだよ。



naraguti3.JPG
写真右側には球磨川が流れているのですが、このへんはまだ川幅があまり広くないのと、木があったりで待合室あたりからは川がよく見えません。
それにしても、山と川の間のほんの狭いところを線路が走っています。





naraguti4.JPG
ホームの端の方へ来ると球磨川が見えます。国道は川の反対側を走っています。






naraguti5.JPG一枚目の写真見るとそれなりの駅に見えるかもしれませんが、線路側からみればこんなです。右側の囲われているところはトイレだったのですが、現在は使えません。物置状態のようでした。
公衆電話があるのですが、使う人はいるのでしょうか。
壁に駅ノートがぶら下がっていました。



実際の経路ではなく、駅の並び順で、次は吉尾駅です。

yoshio1.JPG
後ろは山、前は細い道路をはさんで球磨川。






yoshio6.JPG
駅に付随する建築物はこれだけ、です。
しかし、ここで寝転がって川を眺めてボーっとしてるにはとてもいいような。









yoshio4.JPG

見ての通りです。ホームの前は球磨川、さえぎるものはありません。
対岸には集落が見えます。








yoshio5.JPG
駅入り口です。家が一軒あるのですが、人が住んでいるのかどうかは不明です。
大きな立派な家なのですが、雨戸はすべて閉まっていました。





続いて海路駅です。

kaiji1.JPG
吉尾の隣の駅です。形態も雰囲気もよく似ています。







kaiji2.JPG

吉尾同様な待合室。ただ、こちらはベンチがコンクリート製です。
あまりうれしくないですね。いろんな意味で。w





kaiji3.JPG
川と線路とホーム。なんというか、そのままです。
写真のカーブミラーのようなものは、ワンマン運行の気車で、運転士が後方を確認するためのものです。よくみると私が映っています。自分を入れたかったんですが、結構むずかしいです。




kaiji4.JPG駅横の踏み切りです。20軒弱くらいの集落があるのですが、相当数が空家、または廃墟です。奥に見える大きな建物は「海路小学校」です。鉄筋コンクリートの4階建て。しかし現在生徒はおりません。とっくに廃校となっていました。

そばまで行ってみたのですが、写真の向こう側はすぐに山です。グランドというものがありません。運動会はどうしたんでしょうか。



kaiji6.JPG
海路駅を九州横断特急が通過しようとしています。






海路のとなり、吉尾、海路に続く、3連秘境駅、瀬戸石駅です。

setoishi2.JPG
本日の秘境駅の中では一番大きい駅です。なにしろ待合室がちゃんと外と仕切られています。さらにホームの両側に線路があり、列車交換(すれちがい)ができます。










setoishi3.JPG
駅前。駅入り口。
なぜか広い駐車場?があります。そしてその前に一軒のお宅があります。
居住していらっしゃます。
瀬戸石駅は、駅から球磨川はほとんど見えません。このお宅が見えるだけです。(おいおい)で、このお宅は川に直面しています。


setoishi5.JPG
待合室です。










setoishi4.JPG
同じく待合室です。入り口を入ると、壁際に木製ベンチがしつらえられています。










setoishi6.JPG
駅から近くに川に降りられる階段がありました。
写真左に見えるお宅が、駅前のお宅です。大きな家ですね。そして対岸には同様に立派な家がありました。

なにか、不思議な感じがするのは私だけでしょうか。


肥薩線川線には、秘境駅のほかにも有名な駅があります。「一勝地駅」です。駅舎もみごとですが、有名になったのは駅名です。はい、受験者用ですね。一勝でいいのか、という気がしないでもないですが。個人的には「白石駅」が気になりました。ここで泊まったらいいだろうなぁ、と思いました。どちらの駅も車内からみただけなんですが。

本日は熊本泊りです。ホテル ルートイン熊本 5800円。たけえーと言いたいところでありますが、ここは大浴場がありまして、気持ちよかったです。よって納得。爆睡。




【2011/01/07 18:41 】 | | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
五日目 隼人-表木山-人吉-川線-熊本
19日、旅も佳境の五日目です。
例によって隼人を始発。18切符の1枚目の最後の印を押してもらい、改札をくぐる。くぐっちゃいないけど、なぜかそんな表現。当然ですがまだ世界は真っ暗です。
本日は、
隼人
5:51-6:05
表木山
7:22-8:10
吉松
9:04-10:01
人吉
10:08-10:56      九州横断特急
坂本
11:23-12:08      ←     
那良口
12:40-13:12
瀬戸石
14:39-14:49      ←     
吉尾
14:59-15:04
海路
17:03-17:35
八代
17:49-18:24
熊本   

隼人から出て2駅目にある表木山も、秘境駅とされています。たった2駅行っただけで、かなり山深い感じになりました。表木山についたときはまだ、真っ暗で、明るくなりだしたのは6時4,50分くらいからでした。

hyokiyama_1.JPG
表木山待合室。簡素です。駅ノートがありました。沖縄の方で、中国地方や九州のあちこちの秘境駅に駅ノートを設置している方がおられますが、その方の置いたものでした。実は矢岳にもこの方が置いたノートがあったんですけどね。この駅は訪ねる人が少ないのか、駅ノートは2006年のもので、それもあまり書かれていませんでした。





hyokiyama_2.JPG2面2線というんでしょうか、両側にホームがあります。
列車交換(すれちがい)用の駅ということでしょう。






駅前に家は数件ありますが、何軒居住していらっしゃるのかは、よくわかりませんでした。まったく静かで、ここを立つまで、誰にも会うことも人声を聞くこともありませんでした。

肥薩線の吉松、隼人間には、嘉例川駅、大隈横川駅という有名な駅があります。ともに明治30年代の駅舎で文化財指定されてるそうですが、私は残念ながら、乗車している列車から見ることしかできませんでした。次回は是非とも寄りたいものです。大隈横川には戦時中、グラマンによる機銃掃射を受けたあとが残っておりまして、気車がとまったとき、ちょうど私の目のまえにそれがありました。

吉松-人吉間。昨日の記述で書けませんでしたが、真幸-矢岳間にはかつて旧国鉄が選定した、日本3大車窓
の一つがあります。

sandai_syaso.JPG
こんな風景なんですが、寝てまして、気がついたら最良の所をちょっと過ぎてしまいました。^^;
あとの二つの車窓は、篠ノ井線と根室本線にあります。




吉松-人吉間、昨日うろうろしていた所を、ちょっと不思議な気分で通り過ぎ、人吉着。ここから肥薩線の川線の秘境駅4つを明るいうちに訪問しなければなりません。時刻表を睨んで検討した結果、ここは涙を飲んで、特急を使い、坂本までいき、坂本から戻って那良口、那良口から瀬戸石、瀬戸石からまた戻り方向で吉尾。吉尾から最後の海路(かいじ)にむかう、という方法を選択しました。

odan_tokkyu.JPG
九州横断特急です。人吉にて。
これで坂本まで行きます。





sakamoto.JPG
坂本駅。坂本駅前は警察署があったり、それなりににぎやかなのですが、駅舎は
ごらんのようにかなり渋いです。無人駅です。駅舎内は地元の人の作品と思われる写真や絵、工芸品がたくさん展示されていました。




翌日に続きます。






【2011/01/07 00:20 】 | | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
四日目 その2 いさぶろう・しんぺい号
新年おめでとうございます。

帰省しておりまして更新できませんでしたが、ほとんど見てる人がいらっっしゃいませんので、当方も気にしておりません。(これでいいのか?)

四日目ですが、さらに書いておきたいことがありますので、その2ということになりました。
人吉-吉松間にはいさぶろう・しんぺい号という観光列車が一日二往復走っています。
おなじ車体ですが、人吉→吉松のときはいさぶろう、吉松→人吉のときはしんぺいとなります。
いさぶろう、しんぺいは山縣伊三郎、後藤新平からとってます。そのへんは興味のある方はwikiでも見ていただくとして、私はこの列車に大畑ー矢岳間の一区間のみ、乗りました。

isaburo_3.JPG大畑駅にて。かつての給水塔と並んで。
いさぶろう・しんぺい号は、車体自体は、普通の気動車を改造したものです。
この日は満席でした。






isaburo_2.JPG
社内です。レトロっぽく作ってます。ボックス席はすべて指定席ですが、最後尾に3-4人が座れるベンチシートが両側にあり、ここだけが自由席になってました。ここもいっぱいでしたが、立ち乗り可というこで、乗れました。








sinpei_1.JPG
車両にはこのように展望部分があります。
矢岳にて下車後撮影。





sinpei_2.JPG
矢岳停車中。







sinpei_3.JPG矢岳から真幸に向かって発車しました。
私はこの後、矢岳で3時間半ほど、つぎの吉松、隼人方面行きを待つことになりました。





ところで、同じように改造された「はやとの風」という気車が、鹿児島中央駅から吉松まで運行されています。こちらは特急です。しかし、日本一遅い特急だということです。やはり展望スペースがあります。私は、龍ヶ崎駅で見たのですが、写真とりそこねました。
また、人吉からは九州横断特急というのが出ていまして、人吉-熊本-別府とまさに九州を横断します。
はやとの風-いさぶろう・しんぺい-九州横断特急は、連続して乗れるようにダイアが組まれているものがあります。JR九州の意気込みみたいなものを感じました。

五日目には、私もこの九州横断特急をちょっとの区間、のることになりました。
ちょい、予告。(w)






【2011/01/05 23:39 】 | | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
四日目 八代-人吉-真幸-大畑-矢岳-吉松-隼人
 四日目、曇り。 今日はこの旅の一番の目的地、肥薩線です。肥薩線は八代から人吉、吉松を経て、隼人に至ります。 このうち、八代-人吉間は、球磨川沿いを走るため、通称川線、人吉-吉松間は、急峻な山越えになっていて山線と呼ばれています。肥薩線には川線に四駅、山線に三駅、ほかにもう一駅の計八駅の秘境駅とされている駅があります。いうなれば秘境駅銀座のような路線です。とても一日では周りきれません。今日はこのうち山線をめぐり、隼人に至ります。

山線は人吉、吉松を除けば3駅で、すべてが秘境駅扱いとなっています。人吉より順に大畑(おこば)駅、矢岳(やたけ)駅、真幸(まさき)駅ですが、矢岳が最高地点で、急勾配のため大畑と真幸はスイッチバック駅となっています。特に人吉-矢岳間は430mもの標高差があり、あまりの急坂のため、間にある山をぐるりと回るように線路を敷設して勾配を緩くしているのですが、それだけではたりず、そのループの途中にスイッチバックを設けました。そしてそのスイッチバックのところに設置されたのが大畑駅です。日本で唯一、ループ中にあるスイッチバック駅です。また真幸駅も矢岳とは160mくらいの標高差がありスイッチバック駅になっています。

この3駅を人吉-真幸-大畑-矢岳-吉松という順で回ります。上り、下りを交互に乗るわけです。なぜかというえばこうすることにより、よりスイッチバックを楽しめるというわけです。

八代
5:49-7:10
人吉
7:18-8:08
真幸
9:17-9:50
大畑
13:36-14:07
矢岳
17:47-18:09
吉松
18:27-19:21
隼人
ということになりました。移動距離はたったの130キロ程度です。

masaki_1.JPG真幸駅。朝8:08に着いたわけですが、写真を撮っていると、軽トラのおじさんが大根を運んできて駅の横の棚におき、去っていきました。その後、次々と近隣の方が来て、地場品を並べていました。

一段落したあたりで、お茶をいただきました。{w}ご馳走様でした。



masaki_2.JPG駅内です。写真や案内が展示されています。

このときはまだ、時間が早く開けてなかったのですが、旧駅員室の方も展示室になっていました。




masaki_3.JPG真幸駅は駅名から、真の幸福になるということで人気が高いそうですが、ホームには「幸せの鐘」というものが存在します。もともとは駅員さんがいた時代に安全運行を願って鳴らしたものだそうですが、現在は自分の幸せの度合いに応じて、1-3回のどれかを鳴らすのだそうであります。(棒読)




masaki_4.JPGこんな絵馬までありました。(w)
この駅はすでに秘境駅ではなく、観光駅となっていました。

私的には残念でありますが、地元の方々からすれば駅を通した村おこしであったり、”はりあい”であったりするのでしょう。



okoba_1.JPG大畑駅です。おおはたと書いておこば。難読駅のひとつですね。
こちらの駅も地産品を売る出店(?)があります。
実は私も買いました。この駅には約3時間半ほどいたのですが、ずっといた客は私だけでした。たいへん親切にしていただき、皆さんと一緒におにぎりなどをいただいてしましました。お世話になりました。



okoba_2.JPG
駅舎内には、名刺がこのように張りまくられています。ここに名刺を張ると出世する・・・らしい。実は聞く所によりますと、平成4年ころに、ここを訪れた鉄道マニアが張っていったのが最初だとか。その人が出世したかどうかは、定かでありません。




okoba_3.JPG大畑駅のスイッチバックの様子が見られる、絶景スポットです。駅にいたおじさんが、軽トラで乗せてきてくれました。気車(ジーゼル車なのでこう表記しておきます)の右奥が大畑駅になります。今、気車が駅を出てまっすぐ左に進み停止、その後運転手さんが反対側の運転席にうつり、向きをかえて上方へ大きく左カーブしている線路に進みます。この方向が矢岳方向です。写真下方から斜め右に上がってきている線路が人吉から来て大畑駅に入る線路です。



yatake_1.JPG
矢岳駅、正面入り口です。しぶいです。






yatake_2.JPG線路側から撮ってみました。







yatake_3.JPG
改札から入り口を見る。






yatake_4.JPG
待合室。簡素にして昔のまま。

矢岳駅には駅のすぐそば、数十mほど離れたところに、蒸気機関車D51が展示されています。D51の写真はめずらしくないでしょうから、あえて載せません。



この駅を離れるころにはだいぶ暗くなり、寒くなっていました。本日の宿は隼人のビジネスホテル。
隼人は小さい町なので宿泊どころはここしか見つかりませんでした。「ステーションホテル隼人」です。
家族経営的で、ちょっと古いですが、私的には好きです。ちゃんとネット回線もついていました。
3990円。いいですね。

【2010/12/29 01:47 】 | | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
三日目 浜田-特牛-八代
 17日、雨です。場所によっては雪になるかも。本日は浜田より山陰線、特牛(こっとい)駅を目指します。
難読駅名で有名で、よくクイズなんぞに出題されてました。途中、益田より5駅の所に私の好きな宇田郷(うたごう)駅があるのですが、今回は通過するだけです。

浜田
6:49-7:35
益田
7:50-9:44
長門
10:00-10:43
特牛
12:29-12:57
小串
13:05-13:47
下関
13:55-14:08
小倉
14:14-15:56
鳥栖
16:28-19:02
八代

本日は上記のように、特牛を出たあとは関門海峡をくぐり、鹿児島本線をひたすら南下し、八代に至ります。

特牛についたころには雨もあがり、弱々しいながらも陽も当たり出しました。
kottoi_1.JPG
特牛駅です。待合室隣の昔の駅員さんがいたところは、無人駅になったあと、
売店だったり、診療所だったりしたことがあったようですが、現在は地域の老人会
が使用しているようです。だれもいなかったのですが、正月用でしょう、しめ飾りがいくつも作られていました。




kottoi_2.JPG
ホームから駅舎を見下ろしています。ホームは駅舎から階段を上った、上の方にあります。木製の改札がレトロというか、いいですね。






kottoi_3.JPGホームです。
待合室手前の手すりが、駅舎へ下る階段です。

写真奥側が、益田方向、手前側が下関方向です。




ところで、駅舎内には写真が飾られていました。松坂慶子とか、西田敏行とか。映画「四日間の奇蹟」のロケが
この駅で行われたそうです。私はこの映画みてないんですが、映画の中では「伊上畑」駅という設定だったそうで
そのときのセットが駅前に残されていました。

kottoi_4.JPG
こんなのです。
なんというか・・・

もっと別な場所に置けないものだろうか。



2時間弱、この駅に滞在しましたが、おばちゃんがひとりバスに乗りにきただけでした。駅前の道路はそれでも数台の車が通りました。それ以外は、静かです。ぼーっとしていて汽車に乗り遅れるところでした。(w)

【2010/12/27 19:45 】 | | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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