鯉川を10:48に乗車し、とりあえずさらに北へゆく。今回の旅では五能線、驫木駅は目的の一つであったのだが、五能線は列車が極端に少ない。奥羽線との分岐、東能代から再び奥羽線と接続する川辺駅まで、直通する気車は7時台の普通と9時台、12時台、15時台の3本の全車指定快速「リゾートしらかみ」しかないのである。別に直通でなくたっていいのだが、鯉川を出た時点で、リゾートしらかみを使わないとすれば、東能代16:28、深浦で乗り継いで驫木着、19:38しかない。東能代には、11:11に着いてしまうが、それから16時まで7時間強もある。こりゃあんまりではないですか。ということで時刻表とにらめっこ。
結局この後は、
鯉川 大館 11:59
大館 12:13 弘前 12:56
弘前 13:10 驫木 15:30
と、川辺駅から五能線に入るコース。やけにすんなり。(爆) こんなこともあるもんだ。気車はだいぶ込んでいた。なぜならばこの日はねぶたの最終日だったのだ。東北は観光シーズン真っ最中であった。五能線に入っても、五所川原まではあまり空席はなかった。
下車した気車が深浦方面へ去ってゆく。ここは驫木、超人気駅。といっても私しかいない。
驫木である。フォントが小さいと読めません。でかくしても読めないが。これで「とどろき」と読む。馬が3匹。日本の駅名では一番画数の多い漢字だということだ。日本で一番ということは世界でも一番と思われる。(ほんとか?)
昭和27年3月と 入り口の上に留められた建物財産票に記されていた。
駅舎の左に見える白い家は、1軒だけある民家だが、空き家である。空き家ではあるが、手入れはされているとみえ、荒れているような雰囲気はまるでない。
反対側から。階段があるが、何のためにあるのか、解らない。
驫木というのは、集落の名前なのだが、駅は集落のはずれのはずれ、といった位置にある。なんでかねえ?謎が多いな。
駅前。手前左にある階段の先に白い空き家があり、写真を撮っている私の背後は道路である。駅前すぐのところに国道が通っていたのだが、近年、バイパス工事があったそうで、こっちの道は交通量がほとんどないらしい。とはいえバイパスもわずかに遠くなっただけで、車の音は聞こえてくる。
風雪に耐えて60年。
白いガードレールが道路。ガードレールの上方に黒っぽい柵が見えるが、これがバイパス。ちょっと駅から遠くなった。(w)
眠いので、驫木駅その2へ続く。