広戸をから乗車したあとは、芸もなく同じコースを戻ることになった。なぜならば、どうしてもこの機会に羽越線女鹿駅を訪れたかったためである。
広戸 9:54 弘前 12:15
弘前 12:49 大館 13:34
大館 14:03 秋田 15:52
秋田 16:30 桂根 16:51
女鹿駅と言いつつ桂根駅である。実はこの時刻では、上り(秋田から酒田方向)で女鹿駅に停車する列車は、もう一本もないのだ。さすがの秘境駅ランキング50位以内である。それゆえ、この日は桂根から酒田へ向かい、明日酒田から女鹿駅に至ることにしたのである。
桂根駅。 大張野駅と同じく、この駅も秋田から3駅目であるが、所要時間はさらに短く秋田からたったの10分程度だ。
写真は酒田方向。もともとは手前アスファルト部分までしかホームが無かったらしい。かなり短い。電車が止まるようになって伸張されたようである。
その増設された部分のホームはと言えば、建設用仮設鋼管と木材を組み合わせt物である。この駅はもともとが信号場(列車のすれ違いのために設置される施設)であったのが、駅に昇格したものだそうである。
秋田方向。写真右側、アスファルト舗装で車返しが作られている。しかし、下車してから乗車するまでの間、車は1台も来なかった。
駅前風景。ホームがあり、アスファルトの道を挟んでプレハブ小屋がある。
このプレハブが待合室らしい。
らしい、である。
そのプレハブ。拡大していただければわかるが、入り口横の看板には「町内待合所」と書かれている。駅の待合所とはかかれていない。そもそも立地からしてJRの敷地とは思えない。おそらく地元の町内会などが設置したものであろう。小屋の後ろに家が見えるが、実は松の防砂林だか防風林だかの向こう側にはそこそこな集落があるのだ。そういう意味ではあまり秘境駅っぽくないのだが、次の写真。
どうだ、文句があるか。恐れ入りましたの、1日3往復半だけ。
秘境駅の中でも上位ランクである。
待合室?内部。きれいに掃除されていた。
西側ホームのすぐ向こうには、国道7号線が走っている。交通量はかなりある。国道番号1桁台だし。やはりあまり秘境っぽくはないですな。
写真のコンクリートは以前あったJRの倉庫だか物置だかの跡らしい。
その隅、草が切れているところに国道へ下る階段がある。この駅内も地元の人は通路として使っているようである。老人が1人、この階段を下って行った。
酒田行き電車。
私が乗ったのはこの次のやつ。この日は酒田泊りだが、早くついてもやることない。なにしろ深浦での予定外の出費のため、当夜は例によってネットカフェである。
桂根 18:52 酒田 20時37分。
夜は長い。